春の薬草


ハカセ、公園の桜がもう満開ですよ。

春真っ盛りじゃの。

桜の足元ではヨモギがたくさん芽を出していました。摘んで帰ったら草餅ができるかしら。

排気ガスやなんやかんやがかからない場所で、やわらかい若葉を摘んでくるとよろしい。
わしにも一つおくれ。

摘む場所をちゃんと選ばないといけないですね🙄

夏場にヨモギの葉を刈り取って2~3日乾燥させると艾葉という生薬になるのだよ、知っていたかね?

えー?ヨモギがお薬ですか?知りませんでした。

これを煎じて飲むと止血の効果が現れるのじゃ。

ヨモギに止血の効果とは意外です。

艾葉が入っている漢方薬の方剤「芎帰膠艾湯」が金匱要略という中国漢方の古典に載っており現在でも痔の出血に使われておるよ。

痔の出血にはあまり縁がありませんでしたが・・・。

もともとは生理不順や産後の長引く出血などに使われていた処方なのじゃ。

昔から女性に関係の深い薬といえますね。

艾葉には温める性質があるからのう、日本では江戸時代に「ひえぐすり」として女性たちが「ヨモギ茶」をよく飲んでおったそうじゃよ。

これも、昔の人の知恵、ですね。

江戸時代の女性も冷え症には悩まされていたのじゃろ。

道端の草が大昔から薬として使われていたとは、とても感慨深いです。ハカセ、本日もありがとうございました。

あんこいりの草餅をひとつ頼んだよ🎵

