めまい
めまいを起こす原因はさまざまです。安静にして症状が落ち着いてから医療機関を受診すればよい場合もありますが、すぐに受診をしなければいけない場合もありますので注意が必要です。めまいを起こしたときはまずは安全な場所で安静にして症状を確認してください。
🚑急いで受診をしたほうがよいめまい
意識がはっきりしない、ことばがうまくしゃべれない、手や足に麻痺またはしびれがある、物が二重に見える、など神経症状を伴うときは脳血管障害などの中枢性のめまいの可能性があるため、すぐに医療機関を受診しましょう。
🏥症状が落ちついたら受診をすればよいめまい
🌀メニエール病
ぐるぐる回るような回転性のめまいのほか、耳鳴りや耳の詰まった感じ、吐き気や嘔吐を伴う場合があります。数分から数時間のめまいを繰り返すことが多いです。
🌀良性発作性頭位めまい症
頭の位置を変えるとおこるめまいで吐き気を伴うこともあります。数分間の短いめまいを繰り返すことが多いです。安静にして症状が落ち着いたら受診しましょう。
🌀自律神経のバランスの乱れに伴うめまい
心身のストレスなどにより自律神経の働きが乱れるとさまざまな症状が現れ、頭痛やめまい、耳鳴りなどを伴うことがあります。更年期の女性では女性ホルモンの変動により自律神経の働きが不安定になり、めまいや耳鳴りなどの症状も現れやすくなります。
🌀ご高齢の方のめまい
年齢とともに体のバランスをとることが難しくなってきます。もともとの病気や服用している薬に関連しためまいやふらつきが現れることもあります。転倒や骨折などにつながる可能性もあるため早めにかかりつけ医師に相談してみましょう。
そのほか貧血や循環器疾患、心の病気が原因となっている場合もあります。どのようなめまいでも最初にめまいを起こしたときは医療機関を受診して原因を調べておくと安心です。
日常生活で気を付けることは
ストレスを避けて規則正しい生活を送ることが大切です。気温や気圧の変化、過労、睡眠不足も心身へのストレスになるため、とくに季節の変わり目は疲れをためない、睡眠をしっかりとるなどゆとりのある生活を心がけて過ごしましょう。