風邪(冷え)は万病のもと

からだを温めて免疫力をアップ

 感染症は細菌やウイルス、真菌などの病原体がからだの中に入ってきて悪さをすることです。病原体が侵入してきても、自分の抵抗力が強ければ、病気に打ち勝ってしまいます。抵抗力が弱っていて、病原体の感染力が強ければ、感染症にかかってしまいます。今回は感染症!風邪症候群を中心に掲載します。

風邪やインフルエンザなどのウイルスの感染経路は、主に人からの咳(せき)やくしゃみなどが飛び散ったしぶきからうつる飛沫(ひまつ)感染、空気中に浮遊するウイルスを含む微粒子を吸い込む空気感染、付着したドアノブ、つり革などを触ってウイルスに接触する接触感染の3通りがあります。
だから新型コロナウイルス感染症の流行時には、マスク、手洗い、手指消毒、そして喚起といわれたのです。これはコロナだけの問題ではなく、風邪全般にいえることです。

通常の風邪の原因は約90%がウイルスで、のどや鼻から感染します。皆さんがよく勘違いされがちな抗菌薬は、細菌に効果を発揮する薬なので、ほとんどの風邪には効果がありません。しかし、風邪がきっかけとなり別の細菌にかかることがあります。このような二次感染の時は医師の判断で抗菌薬の治療が必要になります。

ウイルスに負けないために
風邪のウイルスだけでも200種類以上あるため、いつも病原菌はそばに潜んでいます。私たちがウイルスに負けないためには免疫力を低下させないこと!免疫とは、細菌やウイルスなどの外部の侵入者からからだを守ってくれる防御システムです。ここからは免疫アップ法についてお伝えしてまいります。

免疫アップ法をプラカードにしましたが、やはり更年期やPMSの対策と同じです。健康の基本は変わらないようです。特に風邪予防はからだを冷やさないことがポイントです。漢方や生薬を上手に使って温活(体を温めて病を撃退)すると効果的です。

温活
温活とはからだを温めて、体温を上昇させ、からだの調子を整えることです。温活ということばがいつから使われているかはわかりませんが、わかりやすいひびきですね。「温活:からだを温める」をキーワードにお伝えします。

根本から冷えを改善するには、適度な運動で筋肉量を増やすことが大事です。
※頭寒足熱とは頭を冷やして足を温めるということわざです。頭のまわりは涼しく、腹部、腰、足などは温かくということですが、寒い冬に外出する時は、毛糸の帽子をかぶったりして頭の寒さ対策もしてくださいね。

冬の煎じ薬はからだを温めるのに適しています。

煎じ薬は温かい状態でかおりを楽しみながら飲むのが効果的です。
生薬の味やかおりは好みが分かれますが、ご自身の状態(証)にあっていれば、自然と美味しい、よいかおりと思えるというのが漢方医学の考え方です。
※漢方薬には冷ましてのむものもあります。

女性のさまざまな不調を改善する 煎じ薬の喜谷実母散・錠剤タイプのジツボンS
体調や症状にあわせてお飲みください
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