更年期にさしかかるときは高血圧にも注意して!

 私は昔から低血圧だから血圧なんて心配ないと思っているあなた!もしかしたら更年期高血圧かもしれません。今回は血圧がテーマです。高血圧はサイレントキラーといわれますが、自覚症状がなく、放置されがちで、気付いたら重篤ということになる可能性があるからです。40歳を過ぎたら男女問わず血圧測定を開始しましょう。なぜ更年期になると血圧が高くなるのか、女性ホルモンと血圧の関係についてご説明していきます。血圧が上がりやすくなる冬に必見です。

なぜ更年期世代は血圧が上がりやすいの?

更年期世代はエストロゲンという女性ホルモンの分泌が急激に低下します。エストロゲンが低下するとめまい、動悸、イライラ、不安感、ほてり、頭痛などの更年期特有の症状がみられます。これはホルモンバランスの乱れからくるものです。エストロゲンの分泌低下は自律神経にも影響します。自律神経は血圧をコントロールするキーマン、そのために血圧が不安定になるわけです。特に更年期世代の方は、ホルモンバランスの乱れを整えることが大切です。

参考:厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査」
更年期高血圧はエスロゲンの分泌低下以外にも原因があるの?

更年期世代はホルモンバランスの乱れ以外にも、仕事の責任、子育てや子供の自立、親の介護など環境の変化による悩みがつきません。不安やイライラ、不眠などのストレスも血圧をあげる要因になります。昔と違い、出産年齢も高くなっていますので、いろいろな問題がダブル、トリプルでのしかかってきます。また、喫煙や過度なアルコールもリスク要因です。特に喫煙は女性ホルモンの低下が早いようです。たばこの煙にはニコチン、タール、一酸化炭素以外にも200種類以上の有害物資が含まれています。女性には、いや男性にも良いことはひとつもありません。老年期も若々しくいるために、禁煙にもトライしましょう!当然ながら肥満や運動不足にも気をつけてくださいね。

更年期高血圧の特徴はありますか?

更年期高血圧は血圧が変動しやすく、いらいらや睡眠不足、不安感などでぴゅーと上昇したりします。更年期がおさまると、もとに戻る方もいらっしゃいます。しかし、年齢とともに血管の柔軟性がなくなったり、塩分を排泄する力が低下したりで、慢性的な高血圧に移行する場合もあります。
血圧が高いと感じたら、迷わず専門医に受診しましょう。

そもそも血圧とは?

更年期高血圧は血圧が変動しやすく、いらいらや睡眠不足、不安感などでぴゅーと上昇したりします。更年期がおさまると、もとに戻る方もいらっしゃいます。しかし、年齢とともに血管の柔軟性がなくなったり、塩分を排泄する力が低下したりで、慢性的な高血圧に移行する場合もあります。
血圧が高いと感じたら、迷わず専門医に受診しましょう。

※血圧の目標値は個々の状態や年齢によっても違いがあり
更年期高血圧の対策はどうすればよいの?

先ずは、血圧測定の開始です。1日2回朝・夜を目安にして手帳などに記録しておきましょう。あとは生活習慣の改善!特に塩分控えめの食生活に変更するチャンスです。

  • ストレス解消・質の良い睡眠・適度な運動・食生活の見直し(減塩など)・禁煙・過度な飲酒 ✖

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