暑がり屋さんの養生
汗かきさん、暑がり屋さんはご注意を!!
外は蒸し風呂のような暑さですね。少し外を歩いただけで汗をたくさんかいてしまい、なかなか引きません。体の中の水分「陰」が不足しやすい季節です。
「 陰 」
「陰」は、体を潤し熱を冷ます性質があります。「陰」が足りないと、暑がりになり、のぼせやイライラ、不眠などの症状が現れやすくなります。
もともと目や肌が乾燥しやすいかたは特にご注意ください。目のかすれ、めまい、耳鳴り、手足のほてり、夜はぐっすり眠れない、便がころころとして出にくいなどの気になる不調があれば「陰」が不足しているサインです。
暑がり屋さんの食養生
体を潤し、余分な熱をとる夏のみずみずしい野菜や果物を適度に摂取して「陰」を補いましょう。トマトやスイカ、胡瓜に代表される水分たっぷりのみずみずしい夏の旬の野菜や果物は基本的に体を冷やす「涼」の性質をもつものが多いです。体のほてりを冷ます夏の食養生に上手に取り入れていきましょう。冷蔵庫でキンキンに冷やしたり、大量に食べたりすると胃腸を冷やし夏バテの原因になってしまうためお勧めできません。少量ずつ、なるべく常温、火を通す、体を温める食材を一緒に摂るなど工夫をしつつ、季節を味わってください。
そのほかの注意点は
辛い物は発汗作用によりさらに汗をかきやすくなってしまいます。またお酒には利尿作用があるほか、代謝をするときに水分を消耗するため脱水になりやすいので過度の飲酒は控えましょう。疲労や夜更かしも体に負担がかかるため、遅くても日付が変わる時間には就寝し、一日のリズムを崩さないように過ごしてください。