あなたはどのタイプ?

 女性の体はとてもデリケート。もともとの体質にもよりますが、食生活の乱れ、ストレス、睡眠不足などが体の負担となり、いろいろな症状となって現れてしまいます。
20代30代の若い世代の方にも更年期症状に似た不調が現れてしまうこともあります。食生活や日常生活に気をつけて、若々しい体を維持し、体に訪れる変化を緩やかにしていきましょう。まずは女性に多い不調の悩みからあなたの体質をチェックしてみましょう。

当てはまる項目が多かったものがあなたの体質です。複数のタイプに当てはまることもありますよ。

では次に、それぞれのタイプ別に日常生活で気をつけるポイントを見てみましょう。

血不足タイプ(血虚)

 「血」には、全身に栄養を供給して潤す働き精神活動を充実させる働きがあります。

「血」が十分に足りている状態では、顔色が良く筋肉も充実して皮膚や髪の毛も潤いとつやがあり、また精神も落ち着いて意欲的に活動することができます。「血」が不足すると血色が悪くなり、めまいや動悸が起こりやすくなります。皮膚や髪の毛が乾燥してパサついたり、手足のしびれが現れたりします。寝つきが悪くなることもあります。

「血」が不足してしまう原因は通常の日常生活の中では

  1. 食べ物から十分に栄養が摂取できない
  2. 胃の消化機能が弱っている
  3. 疲れすぎ、ストレス

などが考えられます。

食べものからつくられる「血」では、ダイエットなどで食事の量が少なかったり、栄養が偏っていたりすると不足してしまいます。

「血」を補う食物を積極的に摂るとよいでしょう。身近な食材では人参、ほうれん草、キャベツ、米、さんま、まぐろ、牛肉、鶏肉、がお勧めです。魚介類や肉類、穀物、野菜、果物をバランスよく食べることを心がけてください。

胃腸の機能を弱める冷たいものの食べすぎや、疲れすぎにも気をつけて過ごしましょう。

血滞りタイプ(瘀血)

 「血」は通常は体のすみずみに巡って滋養をしますが、この流れが緩慢になり停滞する状態を瘀血といいます。ストレスや疲れすぎ、冷えによる血行不良が原因になることが多いです。瘀血になると、月経痛が重くなり、月経血に血の塊が混じることが多くなります。首や肩が凝りやすく、頭痛や腰痛も現れます。肌はくすみやシミができやすくなります。

普段の食事は「血」の巡りをよくする食材、体を温める食材を意識して選ぶようにしましょう。チンゲン菜、みょうが、ピーマン、かぶ、玉ねぎ、もも、酢など。「血」は「気」と一緒に体の中をめぐっているため「気」を巡らせる効果のある香りのよい食材、オレンジやみかん、ゆずなどの柑橘類やミントなども積極的に摂るとよいでしょう。

またストレスを溜めすぎず適度に発散したり、軽い運動で血行を良くしたりすることも心がけましょう。温かい食べ物と服装で体を冷やさないようにしてくださいね。

むくみタイプ(水滞)

 「水」とは、全身に分布して体の中に潤いと栄養を与える働きをする正常な水分のことです。
水滞は「水」の代謝が滞り、余分な水分がたまってしまう状態です。むくみやだるさ、頭の重い感じやめまいなどの不快な症状が現れやすくなります。

水滞は、水分代謝をつかさどる体の機能の低下に加えて、雨の日や曇りの日など湿度の高い気候や、体の冷えなどが原因となり生じます。

水滞は「気」の巡りとも関連があるため、「気」の巡りを助ける香りのよい食材や、水分代謝を良くする食材を選ぶとよいでしょう。

ハト麦や冬瓜、胡瓜、大豆、グリーンピース、わかめなどがお勧めです。香りのよい柑橘類や、ネギ、ショウガ、みょうが、三つ葉なども取り入れましょう。

温かい食事と軽い運動で代謝をあげるようにすると効果的です。

冷えタイプ(陽虚)

  「気」の働きの中に体を温める作用があります。「気」が不足してこの働きが弱まると体全体が冷えやすくなります。体に冷えがあると瘀血や水滞の原因にもなってしまいます。

「気」は食べ物から補充ができるので消化の良いもの、体を温めるものを摂取して「気」が不足しないようにしましょう。また、体に温かいものを取り入れて冷えを悪化させないようにすることが必要です。

体を温める食材を中心に、温かい料理、夏でもクーラーの効かせすぎに注意をして過ごしてください。

季節を問わず温かい服装、湯船につかって血行を良くし、軽い運動で代謝を上げるもの良いでしょう。

 いかがでしたか?こちらで紹介したそれぞれのタイプについては

  • 体を冷やさないように気をつけて、
  • 疲れをためすぎず、
  • 適度に運動や発散を心がけること

で共通に対策できそうですね。今日からの体調管理にぜひ取り入れてみてください。

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