物忘れを気にされている方!もしかして更年期?
最近物忘れをよくするようになった!と不安になっている方、もしかしたら更年期の影響かもしれません。65歳以上で7人に1人が認知症と言われている今。私って認知症なの?と心配になることありますよね。今回は女性ホルモンと物忘れについて考えてみましょう!
加齢による物忘れと認知症の物忘れの違い(原因)は?
加齢による物忘れは、単純に脳の生理的な老化です。足腰が弱くなり若い頃のように速く走れなくなったのと同じ現象。認知症の物忘れは脳の細胞が死んでしまったり、脳の障害などにより働きが悪くなったりしておこります。
加齢によるものと認知症での物忘れの症状に違いがありますか?
男性も同じです
加齢によるものと認知症では物忘れの症状に違いがあります。
加齢による物忘れと認知症の物忘れの違い
加齢による物忘れ | 認知症による物忘れ | |
物忘れの症状 | 出来事の一部を忘れる※1 | 出来事のすべてを忘れる※2 |
判断力 | 低下しない | 低下する |
症状の進行 | あまり進行しない | だんだん進行する |
自覚 | 自覚している | 自覚していない |
更年期と物忘れに関係性はありますか?
更年期世代に、物忘れなどの認知機能の低下を訴える方がいます。ほとんどの方は閉経前後の女性ホルモン(エストロゲン)の低下によるものと考えられます。女性ホルモン(エストロゲン)には、脳の記憶に関する海馬という場所の神経を伝達する機能を活性にする働きがあるからです。更年期世代の方で認知症と診断されるのはごく稀なことですが、出来事記憶が抜け落ちたり、まわりから最近忘れっぽい??と指摘されることが増えるようであれば、専門機関への受診をお勧めします。
更年期の物忘れを防止する方法は?
エストロゲンの分泌低下によると考えられますので、ホルモンの乱れを整えるために、お薬の力を借りて治療するのもひとつです。では、その前にすぐにでもできることお伝えしますね。
・しっかり睡眠をとる
・体を動かし適度な運動を行う
・バランスのよい食事をとる
・ストレスをためない、ストレス解消をはかる
・好きなこと(趣味)の時間を増やす
・物忘れ防止のためのトレーニングを行う
先ずはセルフマネージメントから!それでも改善しない場合は、ひとりで悩まず、ほかの方法も考えてみましょう!
更年期前後は特にホルモンバランスを整えることが大切です。この時期の体調不良・不定愁訴はそれだけでもストレスです。疲労がたまると不眠になったり、気持ちが落ち込んだりして睡眠の質が保たれません。物忘れを防止するためには体だけでなく脳も休ませてあげましょう。脳トレアプリもありますが、スマホの使い過ぎには気を付けてくださいね。
女性のさまざまな不調を改善する!煎じ薬の喜谷実母散・錠剤タイプのジツボンS
お電話での相談も承っております。お気軽にご連絡ください。