胸のドキドキ!動悸・息切れは更年期の症状かも
急に胸がドキドキして、おかしいな?と思うことありませんか。それは更年期の症状かもしれません。今回のテーマは“ドキドキ”動悸・息切れについてです。
急に胸が ドキドキ する
軽い運動なのに
息切れがする
寝ていると動悸がする
急に脈が速くなる
女性ホルモンの乱れによる動悸・息切れの可能性があります。更年期世代は女性ホルモンのエストロゲンなどの分泌が低下してきます。そうすると脳の視床下部はホルモンを作れ!と指令を出しますが、卵巣機能が衰えているため対応することができません。視床下部が混乱すると同じ指示系統の自律神経も乱れます。脈拍や呼吸は自律神経により調整されているため、脈の乱れ、ドキドキ・息切れが起こります。先ずは脈に触れてみましょう!
3本の指でドクドクを確認
目安:1分間60~100回程度
脈 が速い!の脈拍はそもそもなんでしょうか?
血液は心臓の収縮により全身に流れていきます。心臓の収縮運動は動脈に脈拍としてあらわれます。心臓は右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋に分かれています。心臓は1分間に約5Lの血液をポンプのように全身に送り出しています。握りこぶしほどの大きさで24時間休みなく働きます。正常な心臓は1分間に60~100回程度収縮します。心臓が拍動する回数が心拍数です。
不整脈がなければ心拍数と脈白はほぼ同じになります。
脈の乱れで気をつけなければならない主な病気
・循環器疾患・呼吸器疾患・甲状腺疾患・更年期障害・パニック障害・過換気症候群など
心電図、胸部X-P、採血検査などで異常がない方がほとんどのようですが、更年期だと思っていたら本当は違う病気だったということもあります。続くようであれば医療機関にご相談ください。
更年期によるドキドキを改善するためには
更年期によるドキドキ、息切れは自律神経の乱れと説明しましたが、女性にとってはつらい時期です。今までの生活を改善して、気持ちをリフレッシュしていきましょう!
深呼吸・腹式呼吸・質の良い睡眠・バランスの良い食事・適度な運動・アロマなどの香り
カフェイン、アルコールの過剰摂取に注意!禁煙!→1日の生活リズムを規則正しく
それでも効果が不十分であれば心理療法や薬物療法もお試しください。
人に話してつらさを共有
カウンセリング
認知行動療法
認知行動療法:自分のものの見方や行動によって、ストレスを感じるような考え方の癖を見なおし修正することで、気持ちを解放し楽にする心理療法
薬物療法
漢方薬・生薬製剤・ホルモン補充療法など
ゆったりお風呂やウォーキングもお勧めです!
動悸・息切れに“喜谷実母散(煎じ薬)”“ジツボンS(錠剤)”をお試しください。