紫外線に注意!

紫外線に注意!更年期世代のお肌の乾燥

 新緑の頃から紫外線が強くなってきます。更年期世代の多くの方はお肌の悩みを抱えています。それはエストロゲンの分泌低下によるものです。そのお悩みに拍車をかけるのが紫外線です。今回は紫外線について学び、正しい日焼け防止対策に努めましょう!

紫外線
太陽の光は、目に見える可視光線と、目に見えない赤外線、紫外線があります。お肌に一番影響するのが、波長の短い紫外線です。紫外線はビタミンDを作る過程で必要不可欠です。紫外線を浴びることで骨を丈夫にしていますが、浴びすぎるのは決してよくありません。

紫外線にはA・B・Cがあり、有害な紫外線UVCはオゾン層で吸収され地上には到達しません。UVBはオゾン層でも吸収されますが、一部は地上に到達します。皮膚や眼に悪い影響を与え、しみや炎症反応を誘発します。UVAは物質を透過しやすく、地上に届く約9割を占めています。肌へのダメージが蓄積するとしわやたるみに繋がります。

オゾン層
酸素原子3個からなる気体です。太陽は人が生きるうえで重要な光と熱を届けています。しかし、太陽光の中には有害な紫外線があります。それを吸収してくれているのがオゾン層です。私たちは、快適に生活するために、フロンなどの化学物質を使ってきました。これはオゾンを分解する天敵だったのです。オゾン層が薄くなると、お肌にもダメージを与えてしまいます。地球温暖化もあわせて、世界中がオゾン層を守る活動を続けています。

紫外線の強さと量
紫外線の強さは季節や時刻、天候、オゾン層の量などにより変化します。1日のうちでは正午ごろ、日本の季節では6月から8月が強くなります。標高の高いところの方が影響をうけやすく、雪や砂は紫外線を強く反射するので日焼けしやすくなります。紫外線量は紫外線の強さに時間をかけたものです。弱い紫外線でも長時間浴びれば、強い紫外線を短時間浴びたのと同じです。

紫外線による健康への影響
ケアしないで紫外線を浴びすぎると健康への影響が出る可能性があります。
急性→日焼け、紫外線角膜炎、免疫機能低下
慢性→シミ・シワ・たるみ、白内障、良性腫瘍、皮膚がん

メラニンについて
紫外線から刺激を受けると、肌はメラニンを作って、紫外線を吸収し、肌の内部への影響を少なくします。しかし、メラニンが過剰に産生されたり、お肌のターンオーバーでうまく入れ替わらなかったすると、しみとして残ってしまいます。正しい紫外線対策で、美しいお肌を維持しましょう!

紫外線対策のまとめ


① 外での活動は紫外線の強い時間帯を避ける(正午前後)
② 日陰を利用する
③ 日傘を使う、帽子をかぶる
④ 衣服を覆う
⑤ サングラスをかける
⑥ 日焼け止めを上手に使う

日焼け止めの表示でよくみるSPF、PAですが、日焼け止めの効果の指標です。
※SPF(Sun Protection Factor)主にUVBを防ぐ指標 SPFは2~50 そ上の効果は50+であらわす
※PA(Protection grade of UV-A)UVAを防ぐ指標 PA+<PA++<PA+++<PA++++

日焼け止めの塗り方

お出かけ前に適量(1円玉程度)を手のひらにとり、おでこ、両頬、鼻先、あごに分けて置き、ていねいにぬりましょう。同じように2回ぬります。汗や衣類のこすれにより落ちてしまいますので、2~3時間おきにぬることをお勧めします。詳細はご使用の製品説明書をお読みください。

参考:紫外線環境保健マニュアル2020 環境省

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